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複合三次元材料試験方法の開発(平成20年度研究概要)
1.実施内容
工業製品の品質、安全性を確保するためには、材料の基礎特性・機械的性質の評価を行う材料試験が非常に重要です。試験方法は、日本工業規格(JIS)、国際標準化機構(ISO)、米国材料試験協会(ASTM)などで規格化されており、各種試験を自動で効率よく実施する試験システムが実用化されています。
近年の工業製品における高度化に伴って、複合材料や樹脂材料等の新素材に対応した新しい材料試験技術が重要な課題となってきています。負荷方向により機械的性質が全く異なる新素材等に対応するためには、複合三次元材料試験を実現する必要があります。これまでの研究で、パラレルメカニズムによる六軸の位置・力制御が可能なプロトタイプシステムを考案しました。より実用条件に近い材料評価方法の確立を目指すため、効率よく実験が進められるよう制御ソフトウエア等の改良を進め、基本的な評価実験を行いました。
図1 複合三次元材料試験の概要
2.予想される事業実施効果
本研究のような複合三次元材料試験は現在実用化されておらず、標準の試験方法などが存在しません。したがって、実際の利用状態を想定したシミュレーション実験など、利用価値が高く、需要が高い分野で試験技術が確立できれば、当所技術協力センターでの受託試験への展開、様々な産業での利用・普及が期待できます。
3.本事業により作成した印刷物等
(1)報告書
<KSK-GH20-2> 計測技術高度化に関する研究(平成21年3月)(8.79MB)
(2)国際会議・国内学会発表
No | 題目 | 発表者名 | 発表会名 | 発表日 |
---|---|---|---|---|
1 | パラレルメカニズムを用いた多軸材料試験システム | 五嶋裕之 藤塚将行 田中 豊 |
日本機械学会2008年度年次大会学術講演会 | H20.8.6 |