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講演会・セミナーのお知らせ 詳細

【無料】加工技術データファイル 技術セミナー(東京)

開催日時 平成25年1月17日(木) 13:30~17:00
場所 機械振興会館 B2ホール(東京都港区芝公園3-5-8)
イベント名 第2回テクノフォーラム -産学官連携人財育成事業-
講師 Itoh E&D(元東芝機械株式会社) 伊東 正頼 氏、一般財団法人機械振興協会 技術研究所 飯塚 保
内容

長年工作機械メーカにて大形工作機械と超精密工作機械の設計に携わってこられた伊東正頼様から、工作機械側からみて、機械の能力を活かして加工するにはどうすべきか、高精度加工を中心にお話ししていただきます。工具や加工条件に関するセミナーが多い中、工作機械の能力という視点から高速加工や高精度加工についてお考えいただく絶好の機会にしていただければと考えております。


また、今回は「ガラスの切削加工と単結晶ダイヤモンド工具の摩耗」(機械振興協会 技術研究所 飯塚)の講演もございます。


ぜひご参加ください。


プログラム

12:00~13:30受付 ~加工事例ネットワーク、基礎編の閲覧ができます~
13:30~13:45加工技術データファイルの現状
一般財団法人機械振興協会 技術研究所  小川 清司
13:45~15:00講演「ガラスの切削加工と単結晶ダイヤモンド工具の摩耗」
一般財団法人機械振興協会 技術研究所  飯塚 保
15:00~15:15休 憩
15:15~17:00講演「工作機械の高度化と、その能力を活かす高精度加工」
Itoh E&D(元東芝機械株式会社)  伊東 正頼 氏

≪講演概要≫

「ガラスの切削加工と単結晶ダイヤモンド工具の摩耗」

一般財団法人機械振興協会 技術研究所  飯塚 保


ガラスは切込み量(切取り厚さ)を極めて薄く(0.1μm近辺)すると、割れの無い切削加工(延性モード切削)を行うことが可能となります。当研究所では超精密旋盤を開発し、延性モードによるガラスの旋削を実現しました。


しかし、旋削によるガラス切削では、加工能率は極めて低く非現実的な加工方法です。高能率なガラスの切削手法を確立するため、工具を回転させるフライカットの研究を行いました。

その結果、旋削の100倍以上の切込み深さ(約15μm)で延性モード切削を実現しました。このフライカットは、ガラスの加工方法として実用性の高い手法であると考えます。


ダイヤモンド工具でガラスを切削すると、ダイヤモンドは容易に摩耗してしまいます。このダイヤモンドの摩耗原因を探る研究を行い、ダイヤモンドはガラスとの摩擦でグラファイトに変化していることが判明しました。


本セミナーでは、ガラスの切削加工と単結晶ダイヤモンド工具の摩耗に関する研究の成果を述べます。



「工作機械の高度化と、その能力を活かす高精度加工」

Itoh E&D(元東芝機械株式会社)  伊東 正頼 氏


18世紀の産業革命以後、世の中で必要とされる工業製品はマザーマシンとしての工作機械の存在によって発展し生活になくてはならないものになっている。そこで本セミナーでは工作機械の進歩と加工の高精度化の勢いが指数関数的な発展をしていること、その発展の歴史を踏まえて今日の工作機械技術の状況、それらの能力を引き出す環境の必要性や周辺技術の様子を示す。


また、大形工作機械と超精密工作機械に共通する点と異なる点等も採り上げる。


超精密加工と高精度加工の違い、高速加工がなぜ高精度加工に繋がるのかなどを説明する。そして、高精度加工や超精密加工の例を挙げ、高精度加工と超精密加工の境界がどのように存在するのかについて解説する。

定員 100名様
参加費 無料 (ただし、事前申込必要)
申し込み方法 お申し込みは締め切りました。
申し込み先
申込書1(Word)
申込書2(PDF)
お問い合わせ 〒203-0042 東京都東久留米市八幡町1-1-12
一般財団法人 機械振興協会 技術研究所
TEL:042-475-1179
FAX:042-472-9644
担当:技術情報課 小川 清司、浅倉 豊
E-mail: