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機械振興賞 受賞者 業績概要詳細

磁気ヘッド・サスペンション調整技術の開発

企業名: 富士通株式会社
富士通オートメーション株式会社
所在地: 東京都港区
栃木県さくら市
推薦団体: (社)電子情報技術産業協会

 磁気ヘッド・サスペンションの高精度化要求に対して、レーザ・フォーミング技術を応用した高精度の捩(ねじ)れ量調整加工技術を開発した。磁気ディスクの記憶容量の増大に伴いヘッド浮上量低下と磁気ヘッド・サスペンションの高精度化が求められている。しかし、従来のプレス加工では、サスペンション捩れ精度が限界に来ている。この問題に対して、レーザにより微細部品の曲げ成形が可能なマイクロ・フォーミング技術を応用したサスペンション捩れ量調整技術を確立し、捩れ量計測機能と一体化した量産ライン向けの設備を開発した。その結果、プレス成形後の個々のサスペンションの捩れ量に合わせた最適な調整を自動で行うことが可能になり、月産100万個製造で規格外品が20%の工場における規格外品を100%救済でき、生産性を大幅に向上させることができた。