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機械振興賞 受賞者 業績概要詳細

マイクロマシン技術によるIC検査プローブ

企業名:住友電気工業株式会社
所在地:大阪市中央区
推薦団体:(社)電気通信協会

 ICは年々集積化・小型化が進み、電極パッドが狭ピッチ化、多数化しているが、そのICの導通検査に用いるコンタクトプローブの細径化(90μm以下)も進み、従来のタングステン製プローブは機械加工で製造しているため、対応できなくなっていた。
 そこで独自のSR(シンクロトロン放射光)リソグラフィと電鋳(厚いめっき)で微細コンタクトプローブを開発し、量産技術を初めて確立した。
 開発のポイントは、低コストSRリソグラフィ技術の開発、および高靭性・高硬度・高耐熱性を有する電鋳材料の開発である。
 開発した微細プローブは、ICメーカーに採用され、高い評価を得ている。また開発した低コストで高精度なマイクロマシン技術は、エレクトロニクス、医療、通信など多くの分野で活用が期待できる。