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機械振興賞 受賞者 業績概要詳細

鋼管の表面欠陥を自動で研削除去するロボットシステム

企業名:JFEスチール株式会社
所在地:東京都千代田区
推薦団体:一般社団法人 日本鉄鋼協会

油井から油やガスなどを汲み上げる鋼管には高温高圧とともに、酸による腐食負荷がかかる。継ぎ目がある溶接管と比べてシームレス鋼管は製造難易度が高いが,継ぎ目がないため高強度かつ耐食性や靭性が優れており付加価値も高い。しかし、製造時に大きな変形を与えるため、表面欠陥や疵が発生し易く、グラインダーによる手作業で疵を削り落としていた。しかし、この作業は粉塵による負担も大きい3K作業だったが、鋼管はサイズも多く、表面欠陥も様々で自動化が難しかった。本業績ではあらかじめ疵がある部分を作業者がマーキングすることで、マーキング部分を3Dカメラとロボットアームで鋼管の形状と欠陥を自動認識して、6軸ロボットによるグラインダー仕上げを自動で行う装置を開発した。また、研削仕上げ時に砥石押し付け圧力と移動速度を制御して研削による段差の発生を抑えることで高品質な研削加工を実現した。これにより、作業効率が約2.5倍になり生産性が向上するとともに、作業者を3K作業から解放した点を評価した。