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機械振興賞 受賞者 業績概要詳細
新世代スプリット駆動CVTの開発
企業名: | ダイハツ工業株式会社所在地: | 大阪府池田市 | 推薦団体: | 一般社団法人 日本自動車工業会 | |
自動車の変速機に用いられるCVTは、変速比を大きくすると効率が悪くなり、体格が大きくなることから、変速比を大きくしづらかった。それに加えて、動力性能確保のための低速側変速比確保と高速側の低効率により、高速側の燃費が犠牲となっていた。同社では独自の技術である3軸CVTの機構を応用し、従来、後退用に使用する遊星歯車機構を2入力増速装置として用いることにより、従来ベルトのみに頼っていたトルク伝達を分割することを可能として、ベルトの負荷を軽減するとともに、変速比の幅を25%広げることに成功した。これにより、プーリへ供給する油圧供給の負担も軽減でき、さらにオイルポンプを小型化、クランク軸に組み込むことで、従来の変速域で約4%、高速時で約8%、効率を向上させることに成功した。 |
新世代スプリット駆動CVTの開発(805KB)