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機械安全のための規格と法律、設計方法の紹介 詳細
3ステップメソッド:設計の具体的方法
第2回で解説しました3ステップメソッドの具体的方法を以下に示します。
★ステップ1:本質的安全設計による対策
- 1.危険除去設計
根本的に危険をのぞく設計です。
例:「鋭利な端部、角、突起物をさける」「毒性物質を使わない」 - 2.フールプルーフ
人間はミスを犯すものだと考え、使用者がまちがった使い方ができないようにする設計です。
例:「正しい向きにしか入らない電池 ボックス」「ドアを閉めなければ加熱できない電子レンジ」 - 3.フェールセーフ
使用者がまちがった使い方をしても危険を避けることができる設計です。
例:「石油ストーブが転倒すると自動的に消化される」「電気ポットのコードに誤って触れても簡単に外れる」 - 4.冗長設計
最低限必要な量より多めに装置を用意しておき、1つの装置が故障しても機能が失われない設計です。
例:「WEBサーバを2台用意し、片方のサーバが故障しても他方のサーバで対応する」
★ステップ2:安全防護及び付加保護による対策
例:「ヒューズ」「ブレーカー」「漏電遮断機」「警告灯」「科学物質の検出装置」「施錠付インターロックガード」
★ステップ3:使用上の情報による対策
例:「付属文書(取扱い説明書)」「信号と警報装置」「表示」「標識」「警告文」
注意:文書作成にあたっては、「わかりやすく、やさしい言葉を使う」「あいまいな表現を使わない」
「図、表、スケッチ等を用い簡単に理解できるようにする」 ことが重要です。