【検討不足による事例:しっかり検討することが大切です!!】
1年前、三菱自動車のリコール隠しが発覚し、多くの人がリコール問題に関心を持つようになりました。その結果、製品に対する消費者の目はますます厳しいものになりました。一方、米国では以前から消費者の意識が高く、リコール問題は日常茶飯事に起きています。例えば、米国A社製造の自転車では、使用中にクランク軸が壊れる事故が多発し、リコールされました。原因はクランクの構造や強度に問題がある可能性が高く、初期の設計段階からの見直しが迫られました。幸いにも死者を出すまでには至りませんでしたが、原因究明と損害補償に多大な時間とお金がかかったことは言うまでもありません。
図 自転車のリコール
上記のような設計段階でのミスによるリコールは決して珍しい例ではありません。
製品を作る際には、材料の強度や剛性の解析を十分おこない、この解析結果を基に使用材料が適当であるか検討することが大切です。また、必ず、経験者による設計結果のチェックも忘れずに!!
(出典:失敗知識データベース、
http://www.sozogaku.com/fkd/)
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