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調査研究報告書 詳細

機械情報産業に係わるアジア社会経済状況と今後の見通しに関する調査研究

報告書No. H11委−26
発行年月 : 平成12年3月


財団法人 国際科学振興財団

Ⅰ 主要目次
1. アジアの社会経済状況
(1) 東アジアの工業化と技術発展
(2) 東アジアの工業化と技術開発力
(3) 「MADE IN CHINA」の政治経済学 - 中国の工業製品輸出拡大過程に関する考察
(4) 東アジア地域の奇跡的経済発展の再検証 - 韓国における産業政策の政治経済
(5) 直接投資時代におけるアジア型モデル
(6) 東アジアのエネルギ - 安全保障
2. アジア発展の理論と法則
(1) アジア発展の理論と限界ー中国とその周辺について
(2) 日本モデルと21世紀アジアの展望
(3) 先端技術と人間環境-アジア型モデルはあるのか
(4) アジアの経済発展法則 - 地域化、ヒエラルキー、アジアの工業化
3. アジアの経済発展と日本の対応
日本型モデルの革新 - アジア化の可能性
Ⅱ 概要
 本研究は、中国を含むアジア諸国の工業化の現状を産業技術面に焦点を絞りながら、しかし、その技術発展を技術面のみを見ながら考察するのではなく、工業生産や機械輸出、自然環境、安全保障、対外経済関係など総合的な視点から産業技術の発展を分析した。我々は第1章において、アジアの工業化と経済発展の現状を正確に分析するとともに、アジア経済とエネルギーの安全保障という、これまであまり取り上げられてこなかった分野に踏み込んで、その中からアジアの経済発展と機械情報産業の将来について考えた。第2章においては、アジアの地域化、ヒエラルキー、工業化を分析しながら、アジア経済の発展状況を理論的に分析し、アジア経済の持つ発展法則を見出すとともに、その経済発展が自然環境にどう結びついているのかを考察した。また、いわゆる「日本モデル」のアジアにおけ可能性について考察し、第3章において、今後のアジア経済への日本の対応と21世紀アジアの今後の展望を示した。