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調査研究報告書 詳細

鉱工業指数を利用した産業活動の把握に関する調査研究

報告書No. H11委−19
発行年月 : 平成12年3月


株式会社 大和総研

Ⅰ 主要目次
第1章 指数理論と諸外国における指数作成状況
1. 経済指数理論-Divisia指数とFisher理論(桜本委員)
2. 連鎖指数と指数の理論(宇南山委員)
3. 諸外国における指数作成の状況(荒木委員)
第2章 連鎖指数の試算
1. 調査研究の目的と概要
2. 試算結果
(1) 業種別の品目数とウェイト
(2) 現行IIPウェイトによる指数と生産動態統計ウェイトによる指数の比較
(3) 連鎖指数の試算結果
3. 試算結果の考察
(1) 連鎖指数に関する試算結果の要約
(2) 連鎖指数の基本的な傾向(総合指数)
(3) 業種別にみた指数間の乖離
(4) 業種別にみた指数間の上限と下限の関係
(5) 各指数についての考察と評価
参考資料
(1) 業種別の品目数とウエイト
(2) 現行IIPウエイトによる指数と生産動態統計ウエイトによる指数の比較
(3) 月次/年次指数の試算結果
(4) 品目ごとの生産数量、単価、生産金額、ウェイト
Ⅱ 概要
 本調査研究においては、鉱工業指数の現行算出方式である固定ウェイト方式の性格から、産業活動の変化を的確に反映していないのではないかという統計審議会等での指摘に対し、指数理論的に最も好ましいとされているディビジア指数の近似式である連鎖指数を取り上げた。その調査結果である本報告書は、第1章 指数理論と諸外国における指数作成状況、第2章 連鎖指数の試算、及び参考資料としての各種試算結果で構成される。第1章では各委員に連鎖指数の理論的な性質の整理をして頂き、第2章では実際の生産動態統計のデータをもとに試算を行い、固定ウェイト指数との比較分析をおこないました。試算した月次・年次の連鎖指数について分析では、各指数の乖離や上限下限関係の視点から、特徴的な分野について利用データ及び試算方法の検討と共に、産業的特性(素材型産業、電子・電気分野等)による分析を通じて、連鎖指数の利用可能性・算出意義について調査分析を行ない報告書にまとめた。