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調査研究報告書 詳細

ゼロエミッション型農工団地構築マニュアル作成に関する調査研究

報告書No. H12委−13
発行年月 : 平成13年4月


財団法人 農村地域工業導入促進センター

Ⅰ 主要目次
序 章
第1節 調査研究の目的及びフレームワーク
第2節 ゼロエミッションの課題
1. 地球の限界と折り合う新システムの構築
2. 国連大学が提起したゼロエミッション
3. 効果的なゼロエミッション・アプローチ
4. ごみゼロ工場の意義と課題
第Ⅰ章 資源循環型システム構築の背景と必要性
第1節 資源循環型システム構築の背景・現状及び必要性
第2節 循環型社会に向けた法制度の概要
第3節 資源循環型システム構築の課題
・ドイツの「資源循環経済法」との比較
第Ⅱ章 機械系工業を核とするゼロエミッション化取り組みの先進事例
第1節大企業における取り組み
第2節 工業団地を単位としたゼロエミッション化の取り組み
第3節 行政主導によるゼロエミッションの取り組み
札幌リサイクル団地 ・北九州エコタウン事業
川崎市ゼロエミッション工業団地
飯田市エコタウン事業 ・鶯沢町エコタウン事業
第Ⅲ章 機械系工業を核とするゼロエミッション化取り組みの手順・方策及び留意点
1. ゼロエミッションマニュアルづくりの背景と目的
2. 第1ステップ -マインド形成-
3. 第2ステップ -体制づくり-
4. 第3ステップ -課題の整理-
5. 第4ステップ -計画の策定-
6. 第5ステップ -実施・運用-
7. 第6ステップ -評価-
8. 再資源化・再商品化の実例
第Ⅳ章 ゼロエミッション型農工団地形成から環境調和型の地域づくりに向けて
Ⅱ 概要 
 ゼロエミッションの基本的な考え方は、限りある資源やエネルギ-を大切に使うとともに、その生産性を高め、廃棄物を出さない環境負荷の少ない社会を構築しようということである。そしてゼロエミッション社会を実現するには、6つの行動原則を守り、かつ5つの革命が必要であると提言した。本調査研究で取り上げたゼロエミッションの事例では、いずれも工業団地や特定の地域内部で発生する廃棄物を埋め立てて処分せず、再資源化する取り組みである。特に、既存の農工団地でゼロエミッションに取り組む動きが広まりつつある中で、農工団地全体で取り組みたいという企業達がスムースに取り組めるようにマニュアルを作成した。今後は、農工団地のゼロエミッションの普及・啓蒙を図り、農工団地を核とした環境調和型の地域づくりや新産業創出を図っていくことが理想的な展開である。その際のキーワードはバイオリージョン(生命地域主義)の実践であると提言した。