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調査研究報告書 詳細

外資系インキュベーターの対日進出が我が国機械情報産業に与える影響と効果

報告書No. H13委-10
発行年月 : 平成14年3月


株式会社 対日投資サポートサービス

Ⅰ 主要目次
第1章 調査の概要
第2章 米国のインキュベーションビジネス
1. インキュベーションビジネスの経緯
(1)発生の経緯(2)発展のプロセス(3)ビジネス環境~雇用創出に適した環境
2. インキュベーションビジネスの現状
(1)インキュベーターの経営実態(2)ベンチャー企業に対するサポートの実態と有効性
3. インキュベーションビジネスの方向性
第3章 日本のインキュベーションビジネス
1. インキュベーションビジネスの経緯
(1)発生の経緯~民間主導のベンチャーブーム(1970~80年代)(2)発展のプロセス (3)ビジネス環境
2. インキュベーションビジネスの現状
(1)インキュベーターの経営実態(2)ベンチャー企業に対するサポートの実態と有効性
第4章 アンケート調査分析
1. アンケート回答者の概要
2. サービスの概要
3. 実績・成果
(1)インキュベーション事業の収入/事業の採算性(2)サービス提供起業者および事業数
4. 課題・問題点と今後の展望
第5章 事例分析
第6章 インキュベーションビジネスの課題と対応
1. インキュベーターとは何か
2. インキュベーションビジネスの課題と対応
3. インキュベーションビジネスの果たす役割
第7章 インキュベーションビジネスの展望
1. インキュベーションビジネスの今後
2. インキュベーションビジネスが機械情報産業に与える影響
3. 外資系インキュベーターの対日進出が機械情報産業に与える影響
 参考資料編 ①NBIA資料 ②使用アンケート票
Ⅱ 概要
 現在、わが国の経済の更なる成長を実現するために、新たなる機械情報産業の創造が希求されており、その担い手としてベンチャー企業が注目されている。ベンチャー企業の支援者として、インキュベーターは、重要な役割が期待されているが、全体的に、支援人材の不足やソフト面のサービスを欠く支援が多いという問題点が指摘されている。
 米国においては、近年、純粋に営利目的で運営されるビジネス・インキュベーターの割合が高まっており、ハンズオン・サポートと呼ばれるサービスを行うため、複数のインキュベーション・マネージャーが常駐し、外部の人材リソースも活用することで、経営面、技術面などにおいてきめ細かな指導やアドバイスを提供できる体制を整えている。
 このような経験豊富な外資系インキュベーターの対日進出により、わが国のベンチャー企業育成、外資系ベンチャー企業のわが国への誘導、わが国のインキュベーション・ビジネスの活性化などによる機械情報産業の進展、更には、彼らの事業育成において果たしている役割は、わが国において、2つの面で、良い影響をもたらす可能性がある。一つは、知識・経験の豊富な高齢者雇用の活性化であり、もう一つは、今、わが国の製造業が模索している新たなる事業システムのあり方に影響を与える可能性である