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調査研究報告書 詳細

鋳造・金型産業の取引慣行の国際比較(中国/タイ/日本)―アジア地域への展開及び国内取引慣行の改善に向けて―

報告書No. H17-3-1A
発行年月 : 平成18年3月


財団法人 素形材センター

Ⅰ 主要目次

 第1章 日系組立産業のアジア展開における部品調達変化
  1.1  アジア市場の変化と日系企業のアジア展開
  1.2  組立産業のアジア展開と部品調達
  1.3  中国・タイにおける素形材産業の投資環境
  1.4 素形材(鋳造・金型)企業のグローバル化の実態

 第2章 中国・タイにおける素形材企業の取引慣行の実情
  2.1  中国・タイにおける素形材企業の展開の現状
  2.2 日系素形材企業にみる中国の取引慣行
  2.3 日系素形材企業にみるタイの取引慣行

 第3章 国内素形材産業のグローバル化と取引慣行の変化
  3.1  鋳造企業における国内取引慣行のアンケート調査結果
  3.2  金型企業における国内取引慣行のアンケート調査結果

 第4章 総括と提言
  4.1  中国における取引慣行
  4.2  タイにおける取引慣行
  4.3  日本における取引慣行

 資料編

Ⅱ 概要 

 日中韓台を中心にアジア域内の貿易が飛躍的に伸長するなか、組立メーカーに部品等を供給している素形材企業もアジア展開が加速している。今後も、さらに日系素形材企業の海外進出、また海外企業との取引拡大が考えられるところから、アジアにおける適正な投資環境の構築・改善に向けた現状把握及び対応策の策定を検討するため、調査を実施した。
 
 金型・鋳物産業の中国、タイにおける直接投資の中で、日本の取引慣行との相違を明らかにするとともに、取引がグローバル化するなかで日本国内の取引慣行がどの様に影響を受けているか、高付加価値化・省資源の追求という時代要請に対して素形材産業の取引慣行はどう進歩・改善されるべきかについて、国内素形材企業へのアンケート、ユーザー企業へのヒアリング及び中国、タイでの進出日系素形材企業へのヒアリングを実施し、投資環境の現状把握、課題抽出を行い、改善の方策を提言として取りまとめた。