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調査研究報告書 詳細

素形材産業の3次元CADを中心とするIT化の現状と課題―ものづくりの国際競争における3次元CADの戦略的活用―

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報告書No. H18-3-2A
発行年月 : 平成19年3月


財団法人 素形材センター

【目次】

第1章 IT化を踏まえた中小素形材企業の課題と可能性    
 1.素形材産業の3次元化の動向 2.3次元化の進展と素形材企業の製造プロセス、組織の変化 3.素形材企業の3次元化の課題  4.情報技術活用の可能性

第2章 素形材産業の3次元CADを中心とするIT化に関するアンケート調査                   

第3章 素形材産業の3次元CADを中心とするIT化に関するヒアリング調査
 1.ヒアリング調査結果報告  2.進取的企業事例

第4章 識者から見た3次元化の課題
 1.素形材関連産業の構造変化と3次元情報化への対応について 2.素形材産業の人材育成と知識・技能の伝承について

第5章 今後の方策・提言
1.素形材関連企業への戦略提言  2.情報技術利用のポイント 3.求められる情報技術の要件と外部サービス  4.公的なサポートが可能な分野

付録

【概要】 

 製造業一般のグローバル・コンペティションが進展する中で、主要アッセンブリ・メーカーの多くは3次元情報技術を導入した製品開発・製造プロセスの革新を進めている。
 しかし機械産業の発展の基盤として重要な役割を担ってきた素形材産業は、IT化への対応が遅れており、IT化が進んでいると見られるアジア諸国に遅れを取る可能性がある。特に中国では、初めから3次元データで設計、製造することを前提とした生産システムを形成しつつあり、我が国の国内製造基盤の国際競争力の低下が危惧される。
 こうした状況から、国内の素形材関連産業が保有する優れた製造ノウハウを3次元化によって強化する方策を見出すことにより、日本の製造業全体の国際競争力向上を図ることを目的に、IT化についての先進的な取組を整理し、一般の中小素形材企業においてIT化がどのようなメリットをもたらすのか、また、どのような対策を取る必要があるのか等について検討するため、国内素形材企業へのアンケート、ヒアリングを実施し、3次元化の現状、課題を抽出し、改善の方策を提言として取りまとめた。