ホーム > 経済研究所 > 調査研究報告書 > 調査研究報告書 年度一覧 > 調査研究報告書 年度別一覧 > 調査研究報告書 詳細

調査研究報告書 詳細

ASEANのFTA進展がもたらす貿易拡大の評価

H19-2-2A_ASEAN_FTA.jpg

報告書No. H19-2-2A
発行年月 : 平成20年3月


(財)国際貿易投資研究所

【目次】

第1部
 第1章 AFTAの現状とASEANの域内貿易

 第2章 シンガポールの機械産業とFTAの影響
  1.シンガポールの製造業の特徴
  2.シンガポール貿易構造の現在の特徴
  3.シンガポール貿易構造の変化とAFTA(特に機械機器貿易)
 
 第3章 マレーシアの機械産業とAFTAの影響
  1.機械産業の概要
  2.自動車産業・同部品産業
  3.電気・電子産業

 第4章 タイの機械産業とAFTAの影響
  1.タイにおける機械産業の位置づけ
  2.AFTAにおける機械産業の位置づけ
  3.タイの域外国とのFTAの現状

第2部 計測編
 1.特化係数分析とは(方法論)
 2.機械機器貿易の構造
 3.特化係数分析
 4.価格弾力性の推計〔主要機械製品・部品(11品目)〕およびその考察

第3部 統括
 1.機械産業の経済における位置づけと機械産業のASEAN域内貿易
 2.AFTAの現状と課題
 3.機械産業におけるAFTAおよびその他のFTAの利用状況
 4.ASEANの域外国・地域とのFTAの増加と日系企業

第4部 統計編
 ○ ASEANに焦点を当てた貿易マトリックス(2006年、2001年)
 ○ ASEANに焦点を当てた機械関連品の貿易~総括表(2006年、2001年)
 ○ 品目分類表

【概要】 

 本報告書は4部から構成される。第1部はAFTAの現状と問題点について制度・運用面から報告するとともにシンガポール、マレーシア、タイの3カ国について、機械産業の経済における位置づけ、機械産業の域内貿易の現状、AFTAの日系企業による利用状況と利用に当たっての問題点、FTA時代を迎えての対応などについて現地調査を行った結果を報告している。第2部は特化係数分析の手法を用い、世界大で機械機器貿易の構造をみた。そして、主要品目についてASEAN域内で相互に貿易が拡大している国を2002年と2006年との2時点比較で抽出した。さらに、主要品目の中からHS4桁分類で輸入関数を推計し、貿易が価格の変化に対して弾力的か非弾力的かを計測し、AFTA進展によりASEAN域内関税が撤廃された場合に、貿易に与える影響が大きいか否かの判断を試みた。 第3部は1部、2部の内容を総括し、分析結果を報告し、第4部は統計編で、分析の基本となるASEANに焦点を当てた貿易マトリックスおよび機械関連の貿易データを所収している。