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調査研究報告書 詳細

世界規模で拡大する風力発電市場と日本企業の競争優位性

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報告書No. H22-4-1A
発行年月 : 平成23年3月


(株)テクノリサーチ研究所

【主要目次】

第1章 世界の風力市場動向

  1.1 風力発電設備の推移
  1.2 世界の風力市場の将来動向

第2章 世界の風力産業の実態

  2.1 世界の主な風車メーカ
  2.2 風車産業の実態

第3章 主要国の風力開発の動向

  3.1 米国
  3.2 中国
  3.3 インド

第4章 日本企業の競争優位性の確保に向けた今後の方向

  4.1 我が国の風力発電開発の現状
  4.2 風力発電の課題
  4.3 我が国の競争優位性強化の方向
  4.4 米国、中国、インドの市場への対応

【概要】

 2010年の全世界の設備容量は194.4GWで、累計設備容量のトップ3は、中国、米国、ドイツである。風車メーカのトップ5は、デンマークVESTAS、米国GE WIND、中国SINOVEL、ドイツENERCON、中国GOLDWINDで、中国メーカが台頭している。三菱重工業は世界14位に位置している。世界のウインドファーム運転会社のトップ3は、スペインのIberdrola Renovables、米国のNextEra Energy Resources、スペインのAcciona Energyで積極的なM&A戦略を各国で展開している。
 我が国において、中長期に確実な導入を図るためには、まず中長期の導入目標を早期に策定する必要があり、適正価格による長期の買取り、インフラの整備や規制・制度の緩和が必要である。また、国内市場が小さなうちは、まず海外の大市場に出ていくという方向性もあり、高品質の既存部材、台風対応型等の我が国の得意技術を売り込むことが重要である。