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調査研究報告書 詳細

産業セクター融合の時代における新事業展開―地域製造業が存続するための要件―

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報告書No. H22-1
発行年月 : 平成23年3月



【主要目次】

序章 本調査研究の目的と方法

第1章 産業セクター融合の考え方と分析方法 -産業セクター融合に対応した新事業の捉え方

第2章 産業セクター融合の時代における新事業展開の事例 -企業・公的機関を対象にしたヒアリング調査に基づいて

第3章 産業セクター融合に対応した地域製造業の新事業展開 -中小企業を対象にしたアンケート調査に基づいて

第4章 産業セクター融合の時代と地域製造業のイノベーション -産業セクター融合と新事業展開に関する多角的検討

資料編

【概要】

 現在、日本の機械産業では、これまでの産業セクターを越えた新たなモノづくりの必要が高まっている。一方、第一次産業(農業、林業、水産業)ではグローバル競争、就業人口の減少及び高齢化への対応の遅れから地域産業としての存続自体が危ぶまれている。こうした現状を受けて、経済産業省及び農林水産省では「新連携事業」や「農商工連携事業」といった従来の産業セクターの枠を超えた支援事業を推進している。しかしながら、当該事業では、新連携事業で生まれる個々の製品の販路拡大に苦慮しているケースも見られ、また、農商工連携事業では、農業、林業及び水産業を主体とした商品化、ブランド化の色彩が強く、モノづくり企業のノウハウが十分に活用されているとは言い難い状況にある。
 そこで、本調査研究では、従来の産業セクターの枠を越えた地域製造業における新事業展開について、その実態分析を行い、地域製造業の存続要件について検討している。