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調査研究報告書 詳細

デジタル社会の到来と課題

報告書No. H7−8
発行年月 : 平成8年4月



Ⅰ 主要目次
序 章 デジタル社会の到来と社会的変革
第1章 ネオ消費社会におけるメディアの役割
第2章 電子金融及び電子商取引と社会的インパクト
第3章 教育システムはどうなるか 
第4章 長寿・福祉分野におけるデジタル化
 ( 補論 )  「社会ダーウィニズム的テクノロジー進化論とデストピア世紀末像」
 《 参考資料 》 「21世紀の創造力豊かなマルチメディア社会を目指して」(日本マルチメディア・フォーラム)
Ⅱ 概  要
 ここ数年、マルチメディア・ブームが続いた。最近は、インターネット、ホームページなどが話題となっている。また、デジタル・カフェ、デジタル・キッズなどという言葉も流行語になりつつある。身の回りをみわたせば、世はデジタル時代を迎えようとしている。
 本調査では、デジタル化の進展にともなうその影響を主として、映像とネットワーク化にわけ、消費生活におけるその影響を検討し、同様に産業・企業レベル、社会(教育、長寿・福祉)レベルにおいても同じように考察した。そのインパクトは“デジタル窓際族”、“デジタル・ホームレス”といった現象をもたらし、新たな社会的格差を、地域で、あるいは組織で、時には世代間で引き起こしつつあることが看取できた。従って、遠からず到来するであろうデジタル社会を形成するのには、今のうちから健全なデジタル化を推進することが政策的にも必要となっているなど、他機関の参考資料と併せて提言を行っている。