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調査研究報告書 詳細

“ハイテク下請中小企業”のモノづくり戦略―多様性・柔軟性・俊敏性の強化に向けて―

報告書No. H10-8
発行年月 : 平成11年3月



Ⅰ 主要目次
序 章 調査研究の目的と報告書の構成
第Ⅰ部  “ハイテク下請中小企業”のモノづくり戦略の実態
第1章 機械関連中小企業の“ハイテク化”への挑戦
- アンケート調査に基づく実態把握
第2章 “ハイテク下請中小企業”のモノづくり戦略の特質
- 事例調査に基づくケースメソッドの結果
第3章 “ハイテク下請中小企業”の方向性に関する考察
第Ⅱ部 台湾における中小企業経営者及び中小企業政策の動向
第1章 台湾現地調査の目的と対象
第2章 台湾中小企業経営者の資質
第3章 台湾中小企業政策の方向性
終 章 “ハイテク下請中小企業”の可能性と課題
資料編  
Ⅱ 概要
 本報告書は、“ハイテク下請中小企業”という新概念を主軸に機械関連中小企業の“ハイテク化”の実態とその可能性及び課題に関する分析及び考察を行っている。具体的には、国内の機械関連中小企業1,000社を対象にしたアンケート調査(有効回答数:223件)及び自社の“ハイテク化”に積極的に取り組んでいる4企業を対象にした事例調査等から、国内の下請中小企業の“ハイテク化”の実態に関する統計的分析及びケースメソッドのまとめを行っている(第Ⅰ部 第1・2章)。また、これらの結果を踏まえながら、下請中小企業の“ハイテク化”の方向性に関する多角的考察の結果を提示している(第@部 第3章)。さらに、近年、機械情報関連分野において中小製造業の成長が著しい台湾中小企業に注目し、現地において中小企業経営者、中小企業関連の公的機関及び大学研究者等を対象にしたヒアリング調査を実施し、日本の下請中小企業との比較考察を行っている(第Ⅱ部 第1~3章)。
 以上の各種実態調査及び考察結果を踏まえて、“ハイテク下請中小企業”の可能性と課題を取りまとめ結論としている(最終章)。なお、資料編にはアンケート調査から得られた機械関連中小企業が自社保有している具体的な技術・技能等の内容についても掲示してある。