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調査研究報告書 詳細

新興国市場としての中東地域における日系企業の現状と展望

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報告書No. H21-2
発行年月 : 平成22年3月



【主要目次】

第1章 調査研究の概要

第2章 中東主要国のビジネス環境のポイント

第3章 中東市場の潜在的発展可能性に関する考察

第4章 日系企業の中東ビジネスの現状と将来に向けた課題

第5章 日系企業の中東市場参入に向けた視座

第6章 日本企業の中東ビジネス発展に向けた政策的支援の模索

付 録 「中東及び近隣地域における日本企業のビジネスチャンスに関するアンケート調査」(質問票及び単純集計結果)

【概要】 

 中東地域は、日本企業に有望市場として認識されつつあるものの、検討のための情報が不足している段階にある。この状況は、中国市場における約15年前(90年代前半)、インド市場における5年前(00年代前半)と同様の状況といえるだろう。原油価格高騰によるバブル的な市場期待は価格急落により剥落したものの、脱オイルマネー経済を睨んだ中東地域の工業化と日本企業のビジネス機会の期待と可能性はかえって高まってきている。そこで、本調査研究では経済的及び経営的な視点に立ち、中東地域の今後の脱オイルマネー経済を踏まえた日本企業、特に機械関連企業の進出や事業展開の可能性について、主に市場面での検討を行った。調査結果から、日本企業に対して「Made in Japan / Made by Japanese Companyを活かした販売活動の積極的展開」などを、政策サイドに対して「進出を希望する中小企業のための交流の〝場〟の用意」などの提言を行っている。