調査研究報告書 詳細
2030年の機械産業の姿―これまでの20年・これからの20年―
報告書No. H22-1(特)
発行年月 : 平成23年3月
【主要目次】
第Ⅰ部 これまでの20年(1991~2010): 何が起きたか
第1章 バブル経済の崩壊の中で進化した日本製造業
第2章 日本製造業の海外展開の加速と国内産業の空洞化
第3章 ICT、インターネットの爆発的普及とその影響
第4章 中国及び新興諸国の経済発展と日本製造業
第5章 日本製造業の競争力低下とガラパゴス化
第Ⅱ部 これからの20年(2011~2030): 何が変わるか
第6章 人口減少社会が進む地域経済と製造業
第7章 環境・資源・エネルギーと日本製造業
第8章 成長するアジア経済圏と市場の広がり
第9章 インフラ産業の拡大と日本製造業
第10章 価値基準の転換を迫られる日本製造業
第Ⅲ部 2030年・新しい産業の姿: 何が生まれるか
第11章 リアル・アクセス・ギア産業
第12章 新エネ・スマートグリッド産業
第13章 医療・福祉・健康システム産業
第14章 ICT・都市・インフラ産業
第15章 2030年・新しい産業の姿
【概要】
平成22年度調査研究事業「産業セクター融合による新産業創出と地域経済の活性化に関する調査研究」のサブレポートとして、2030年の機械産業の姿を描出する目的から作成されたものである。2008年頃から2011年にかけて、日本の未来に関する書籍が出版される傾向にあるが、本報告書は「未来予測」を描出したものではない。つまり、「何年以内に、これが起こる」、「その規模は、この程度になる」といった定量的な予測(quantitative prediction)や具体的な予測(concrete prediction)は不可能であることから、本報告書では「世の中は、この方向に向かう」、「社会に、このトレンドが生まれる」といった方向的な予見(directional foresee)や大局的な予見(macroscopic foresee)を基本とし、2030年の機械産業の姿を予測ではなく予見するためのヒントとして纏めている。