調査研究報告書 詳細
素形材産業政策に関する調査研究
報告書No. H15-6-3A
発行年月 : 平成16年3月
株式会社 UFJ総合研究所
Ⅰ 主要目次 | ||
第1章 調査研究の要約 | ||
第2章 素形材産業の状況推移の定量的把握 | ||
1 出荷額の推移 | ||
2 事業所数の推移 | ||
3 従業者数の推移 | ||
4 用途別販売額割合の推移 | ||
5 輸出入額の推移 | ||
6 海外における生産量の推移 | ||
第3章 我が国素形材産業の「強み」と「弱み」の把握 | ||
1 素形材産業を取り巻く状況 | ||
2 素形材産業の企業経営 | ||
3 我が国素形材産業の国際的「強み」と「弱み」の把握 | ||
第4章 新しい規範定立・業界再編に向けた素形材産業の動向 | ||
1 取引慣行の状況 | ||
2 M&A、企業再生など事業再生の動向 | ||
参考資料 |
Ⅱ 概要 我が国の素形材産業の出荷額は2001年で約7.3兆円と、ピーク時(1991年)と比べ29%減少し、これに伴い、事業所数は24%減少、従業者数は19%減少している。素形材産業の国際的な競争力については、ユーザーの要求への的確な対応、設計段階からの作り込みや提案参画、高い生産技術、加工精度の高さ、不良品の少なさなどは品質・納期に関してはトップレベルであり、コストは、汎用品、労働集約的な製品で中国などアジア各国の生産能力が高まってきており、競争力の低下が続いている。技術開発や高付加価値化に取り組むために、中小企業等への戦略的な経営の導入、技術や製品の開発成果の適切な反映、熟練工の技能継承、今後増加する定年退職者の活用等が注目され、素形材産業の新しい規範定立・業界再編に向けて、契約内容の明確化、金額取引における適正な支払い方法、開発成果の価格への反映、不採算部門のM&Aなどの環境づくりを整備する必要性がある。 |