調査研究報告書 詳細
経営のグローバル化と研究開発戦略―R&D機能の国際的展開―
報告書No. H1-2
発行年月 : 平成2年5月
Ⅰ 主要目次
第Ⅰ部 グローバル化の進展と研究開発
第1章 研究開発のオープンポリシー
-国際化するR&D開発拠点と技術戦略-
第2章 わが国企業の研究開発機能の国際化の現状
第Ⅱ部 個別産業・企業における技術移転、研究開発機能の国際化の事例
第3章 鉄鋼産業
-競争と強調のバランスを取る鉄鋼業の海外技術移転-
第4章 電気機械産業
1.電気機械産業の研究開発機能のグローバル化
2.東芝 3.日立製作所 4.松下電器産業
第5章 自動車産業
1.自動車産業の研究開発機能のグローバル化
2.日産自動車 3.マツダ
第6章 中小・中堅企業
1.中小・中堅企業の研究開発機能の国際化
2.サムコインターナショナル研究所 3.レオン自動機 4.ローランド
Ⅱ 要約 近年、わが国企業の国際交流は多様な分野で進み、経営のグローバル化が一段と加速している。グローバル化にはわが国企業が海外に事業を展開する「外へのグローバル化」と、その逆の「内なるグローバル化」の両面がある。 本報告書は、このうち前者の「外へのグローバル化に的を当て、事業面では企業の研究開発活動、すなわち、現在進行しつつある海外への研究開発拠点の設置といった研究開発機能のグローバル化についての実態を取りまとめたものである。 具体的には、第Ⅰ部で企業の研究開発機能の現地化に対する考え方を整理した上で、わが国の全体的な実態の把握を行っている。また第Ⅱ部では、電気機械、自動車産業、さらに中小・中堅企業について個別企業のケーススタディを行い、その主な背景、海外研究所の実態、今後の運営上の課題などの結果を取りまとめている。 |