調査研究報告書 詳細
機械産業におけるゆとり創造をめざして
報告書No. H4−1
発行年月 : 平成5年5月
Ⅰ 主要目次
序章ゆとり重視に方向転換する企業行動
第1章 企業におけるゆとりの追求
第1節 自動車メーカA社のゆとり創造の取り組み
第2節 エレクトロニクス・メーカB社のゆとり創造の取り組み
第3節 工作機械メーカC社のゆとり創造の取り組み
第2章 時短推進の現状
第1節 機械産業における時短推進の到達点
第2節 電機メーカD社の時短推進の取り組み
第3節 中小企業における時短の現状
第3章 ゆとり創造をめざして
Ⅱ 要約
わが国経済はこれまでの効率重視・高成長志向の経済運営を通じて、物理的な豊かさの充実を図ってきた。ところが近年、わが国企業のグローバリゼーションが進展する一方で、外国企業との間に様々な軋轢を生じ、わが国の産業構造や企業行動の従来の在り方を反省し、心の豊かさをもたらす「ゆとり」を重視した経済構築を求める声か国民の間に高まっている。これに対応して産業界では、時短、設備の高度化・省力化による工場の快適化、効率性や競争力のみならず収益性や創造性をも重視した経営戦略の見直しなど、ゆとり実現に向けた様々な取り組みが行われつつある。
本報告書では、機械産業におけるゆとり実現に向けた取り組みの実態が示され、21世紀に向けた企業行動のあるべき姿の提言がなされている。