【目次】
序 章 調査研究の背景と目的
第1章 中小企業を取り巻く環境変化
第2章 中小企業モノづくり・リノベーションの考え方
第3章 中小企業モノづくり・リノベーションの動向分析
第4章 中小企業モノづくり・リノベーションによる価値創造
資料編
【概要】
序章「調査研究の背景と目的」では、本調査研究の背景と目的、調査研究の方法(文献調査・ヒアリング調査)及び調査研究委員会の実施経緯について説明している。また、本調査研究の調査研究フレームを提示している。
第1章「中小企業を取り巻く環境変化」では、中小企業白書等の既存調査データに基づいて、地域における事業所数・従業者数の変化、地域及び中小企業が直面している課題について整理している。
第2章「中小企業モノづくり・リノベーション」では、中小企業・モノづくりリノベーションの概念定義を行った上で、中小企業モノづくり・イノベーションの目的、方法、タイプについて概説している。特に中小企業モノづくり・リノベーションのタイプについては、①開放特許活用型リノベーション、②デザイン活用型リノベーション及び③女子力活用型リノベーションの3つのタイプについて紹介している。
第3章「中小企業モノづくり・リノベーションの動向分析」では、第一に、開放特許活用型リノベーションに関連する動向として、「知的財産推進計画2015」の概要や大企業との連携による「知財ビジネスマッチング」の取り組み状況、「川崎モデル」の概要及び企業事例について報告している。第二に、デザイン活用型リノベーションに関連する動向として、ヒアリング調査に基づいて、(株)ピーエムオフィスエー(長野県諏訪市)及び(有)相和シボリ工業(神奈川県川崎市)の取り組み事例について報告している。第三に、女性力活用型リノベーションに関連する動向として、「女性力」の特徴、中小企業の「女性活躍」への取り組み状況、女性力活用型リノベーションの事例などについて報告している。
最終章となる第4章「中小企業モノづくり・リノベーションによる価値創造」では、第3章までの文献調査及びヒアリング調査に基づいて、①開放特許活用型リノベーション、②デザイン活用型リノベーション及び③女性力活用型リノベーションの特徴、構成要素、効果等について考察した上で、中小企業が自社の中核資源を土台にした価値創造を実現するためのプロセスを中小企業モノづくり・リノベーションとの関係から提示し本調査研究の結論としている。
なお、資料編では、①開放特許活用型リノベーション、②デザイン活用型リノベーション及び③女性力活用型リノベーションに関連する24種類の参考資料を添付している。