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調査研究報告書 詳細

技能者の教育訓練経歴と人事処遇―大手電機メーカーを中心にして―

報告書No. H11-6
発行年月 : 平成12年5月



Ⅰ 主要目次
第1部 総論 -要約と結論-
1. はじめに
2. 中核的技能者のプロファイル
3. 中核技能者の教育訓練経歴
4. 中核技能者の仕事と能力
5. 技能評価と処遇
6. 結論 -これからの技能者養成を考える
第2部 アンケート調査編
第1章 調査の概要
第2章 技能者のプロファイル
第3章 OFF-JTの受講状況と研修に対する希望
第4章 OJTの状況
第5章 技能評価と処遇
第2部 事例調査編
事例1 自動車部品メーカーA社
事例2 精密製品メーカーB社
事例3 光学機器メーカーC社
付属資料1 受講したコースの一覧
付属資料2 自由意見
付属資料3 アンケート調査票
Ⅱ 概要
 「モノづくり」技能の空洞化が進み、日本経済を支えてきた製造業の競争力が低下するのではないかと憂慮されている。この技能の空洞化の背景には、国際的な価格競争が激化するなかで生産ラインの海外移転が進み、モノづくりが空洞化しつつあることに加えて、技能継承が進まないままに、いま生産現場を支えている中核的技能者が高齢化しつつある、という事情がある。そうなると、将来の生産を支える中核的な技能者をいかに育成するかが重要な課題になる。いま技能継承問題に直面しているという現実をみると、育成方法についても従来型に代わる方法が検討されねばならないだろう。そのためには、既存の能力開発システム全体を点検する必要がある。そこで本調査研究では、いま中核的技能者として活躍している技能者のキャリア形成と教育訓練経歴を明らかにし、それに基づいて機械産業における能力開発の長期政策の方向を取りまとめたものである。本報告書は3部から構成され、第@部では、第@部で明らかにされた点を整理するととともに、それに基づき機械産業の能力開発の長期政策の方向性を展望している。第@部のアンケート調査編では、中核的技能者のキャリア形成と教育訓練経歴についてアンケート調査結果から検討している。そして第@部の事例調査編では、技能継承に取り組んでいる企業をインタビュー調査により取りまとめている。