【目次】
序章 本調査研究の目的及びフレーム
第1章 医療機器関連クラスターの形成状況
-ヒアリング調査対象地域との関連から-
第2章 中堅・中小企業の医療機器産業等への参入事例
-ヒアリング調査に基づいて-
第3章 医療機器産業等のサプライヤーシステムと成長条件
-アンケート調査に基づいて-
第4章 中堅・中小企業のイノベーションと医療機器産業等の活性化に関する
多角的考察
第5章 中堅・中小企業の技術力を活かした医療機器産業等の成長条件
資料編
【概要】
今日、医療機器関連産業は、わが国の新たな成長産業として期待が高まっている。しかしながら、1990年を境に同産業は輸入超過が急速に拡大し、現在に至っている。この背景には、①流通ルートの問題や②制度の問題、③品質管理対応力の問題、④製造物責任(PL)リスク対応の問題、⑤高い中堅・中小企業性、⑥医師・医療従事者の使用慣性、⑦限定された製品情報・販社の壁などの諸要因が考えられる。
そこで本調査研究では、機械関連の中堅・中小企業の新分野進出(新事業展開)の一環として医療機器産業を捉え、中堅・中小企業の技術力を活かした成長条件の析出を目的として設定し、各種実態調査に基づいて、参入企業の状況、さらに、日本の医療機器産業のサプライヤーシステムの構造的特徴の分析を実施した。
本報告書は、その調査・分析・考察結果を纏めたものである。
上記の事業はすべて、競輪の補助金を受けて実施しております。